■週間日記「今週のW.A.T」■


業者様からご依頼いただいた、W650のケース修正。
W650やゼファー1100のお約束、ヘッドボルトネジ部の破損。
ヘッドボルトが固着、無理に回すとケース側が割れるという・・
かといって、回す以外に手がないからどうしようもないわな。
ボルト折れてくれたほうがラッキーというロシアンルーレット。
そんな話はともかく、ウチは施工例も多くて安請け合い。
あーハイハイよくあるアレね送ってくれたら直しまっせ、的な。
他もネジが痛んだそうで。同時に全部ヘリサート施工します。
左、右写真: 届いた腰下見たらビックリクリクリクリックリ。
クラックを追うと、デッキからケース裏側まで貫通しとるがな。
クランクが邪魔で、ケース分解しないと裏までトーチ入らん。
俺様に任せろ腰下ASSYで楽勝じゃ言うてもたがな。最悪。
左、右写真: 今更、ケース分割しないと無理とも言えん。
エンジン台に載せ、傾けて引力の手助けで天井裏を溶接。
見えない裏側、音と感覚でダイキャスト溶接はまぁまぁムズい。
普段いかに楽な条件で殿様溶接しているか、ということだね。
左、右写真: コスト観点からタップは手加工の見積だが。
溶接で疲れて、タップ4箇所も手で矩に立てる気力がない。
時間かかるが、腰下ASSYを機械に据えて機械で加工。
最初からケース分割見積で請けりゃよかった。アホやな俺。
完成。とにかくこれでまた走れます。要はそれが一番大事。
一般に、溶接とか機械加工は部品単体で施工するもの。
つまり、分解してアッパーケースだけ送ってもらうのが普通。
でも、業者さん側での分解組立工賃や部品代が発生する。
オーナー様の金銭負担を考えたら、分解は避けたいよね。
だからおいちゃん、リスクある腰下ASSY状態で請けたんだ。
つまり、何が言いたいか、と申しますと。
仕上げ汚いけど。磨くと中にゴミ入るから。手抜きじゃねぇぞ。
カブで年間200L≒1万円しか納税してないヤツが偉そうに言うな?
いやいや!(道路使わない)船で大量に焚いて寄付してますがな
そして延び延びになってた引取で、久しぶりのお江戸へ。
いや〜、東京はお姉ちゃんの足も高速の足も細いよねぇ。
走るお姉ちゃんの胸も高速の桁もブアンブアン揺れとる。
・・お姉ちゃんの乳はともかく、大丈夫か?首都高。
高度経済成長期に国債と突貫工事で整備したインフラ。
借金とボロ施設残される息子の世代は、たまらんわなぁ。
俺はガソリン税の暫定税率、そのままでエエと思うんよね。
ただ、養老一般財源ではなくインフラ更新に使って欲しい。